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不登校のお子さんでも、IT教材で学習して出席扱いにする制度を知っていますか?
この記事では実際にうちの子が不登校になった時に、オンライン教材の「すらら」を使って、小学校と交渉した手順を書きました。
不登校を出席扱いにするための手順や、学校との交渉の仕方の参考にどうぞ!
不登校を出席扱いにするための要件について
文部科学省は、家庭に引きこもっていて十分な支援を受けられない状態の不登校の子に、オンライン教材などを使った家庭学習で出席扱いにするという方針をきめています。
「義務教育段階の不登校児童生徒が自宅においてICT等を活用した学習活動を行った場合」
具体的な要件は、以下の7つ
- 保護者と学校との間に十分な連携・協力関係が保たれていること。
- ICT(コンピュータやインターネット,遠隔教育システムなど)や郵送,FAXなどを活用して提供される学習活動であること。
- 訪問等による対面指導が適切に行われることを前提とすること。
- 不登校生の学習の理解の程度を踏まえた計画的な学習プログラムであること。
- 校長は、児童に対する学習活動の状況について、十分に把握すること。
- ICT等を活用した学習活動を出席扱いとするのは、基本的には学校外の機関で指導を受けられないような場合に適用される。なおICTであっても、対面指導は必須。
- 学習内容が学校の教育課程に適切であること。
ちょっと言葉が固くてむずかしく感じますよね(^^;)
でも大丈夫! この要件をふまえて教材を選ぶところから手順をわかりやすく5つのステップでまとめました。
学校との交渉の手順一例です。
すららで出席扱いにするための5ステップ!
実際に私が学校と交渉したときの手順は以下の5つでした
- 事前準備をする
- 担任の先生に申し出る
- 学校と条件について面談
- 先生の判断を待つ
- OKが出たら成績の付け方などを相談する
では詳しく説明していきます
ステップ1 事前準備をする
どのオンライン教材を使うかを決めよう
出席扱いにできる要件を満たしていて、なおかつ「前例」があるものがいいです。
なぜなら学校の先生たちは、「前例」がないことに始めて取り組むことに非常~~~に消極的だからです
外部からはわからない事情があるのでしょうが、私たちが解決できる問題ではなさそうなので、さっくり前例があるものを使いましょう。
といっても、世の中には教材がたくさんあってどれがいいかわかりませんよね(;'∀')
2023年の時点で、要件を満たしているオンライン教材は「すらら」「スタディサプリ」の個別指導コースなどが代表的。
前例が多くあって公式がサポートしてくれるので、一番のおすすめは「すらら」です。
無料体験などを使って、まずは候補の教材がお子さんに合うかどうか試してみましょう。
教材のパンフレットや「前例」を集めよう
【教材のパンフレットを取り寄せましょう】
➡オンライン教材で出席扱いに出来ること自体を知らない先生もまだ多いです。
教材のパンフレットを取り寄せておきましょう。
>>>すららの資料請求はこちら
【前例について確認しましょう】
➡ 前例があれば、パンフレットと一緒に情報をプリントして送ってもらうのが一番です。
目に見える形にして先生に示すと事がスムーズに運びます。
なぜなら、学校の先生は自分が「前例」になることを嫌がる傾向があるからです。
同じ学校で前例があれば交渉はスムーズにいくでしょう。ラッキー!
もし前例がないのなら、他のものに切り替えるか、あなたが前例になりましょう!ファイト!!
【「学習履歴」または課題をクリアしたことが分かるページをプリントしておきましょう】
➡ 出席扱いのルール決めの参考になります
「不登校児童生徒への支援の在り方について(通知)」令和元年10月25日:文部科学省
【担任の先生に予告しておきましょう】
これはやった方がいいかな?程度のことですが。
週に一度の定期連絡の時にでも予告しておきましょう。軽〜くジャブを打っておくんです。
なぜならオンライン教材で出席扱いにできることを知らない先生が多いからです。
「オンライン教材で出席扱いにすることを考えてますよ、準備してますよ、近々相談しにいきますよ」と予告しておきましょう。
パンフレットが手元にあるのなら、先にお渡しできればなおいいですね!
心の準備をしたり、中には自分で情報収集をしてくれる先生もいますよ。
ステップ2 担任の先生に申し出る
面談の予約を取りましょう
ついに学校側と交渉です。まずは先生に時間をもらえるようお願いしましょう。
文科省のICT教材を使って自宅で学習した場合、出席扱いにするという制度をご存じでしょうか?
再登校を目標にこの制度を使って、子どもの意欲向上や自己肯定感を高めたいと思っています。
IT教材を使って自宅で勉強した結果を学校に確認してもらって登校と認めてもらうことで、子どもと学校とのつながりを強め、再登校につなげたいです。
全国的に前例もあります。
教材や具体な評価基準は、ついてはこちらの資料を見て下さい(持参した資料を確認してもらう)
担任の先生や、教頭先生、校長先生とお話しするお時間をいただけませんか?
私はこんな感じ↑でお話しました。
ここで大事なポイントは2つ。
「再登校につなげたい」という一言と、「校長先生」です。
もう自宅学習でもいいやと感じていても、ここは本音と建て前を使い分けて「再登校につなげたい」と伝えましょう。
学校側としては、生徒に学校に来てほしいというのが建前ですし、文科省の制度自体が「再登校につなげるため」のものだからです。
そして校長先生が大事な理由は、不登校を出席扱いにするかどうかは「校長先生」の判断によるからです。
担任の先生に「校長先生」の同席を念押ししてください。
ステップ3 学校と条件について面談
- オンライン教材のパンフレット
- 出席扱いになった「前例」をプリントしたもの
- オンライン教材の「学習履歴」がわかるプリント
- 不登校児童生徒への支援の在り方について…~をプリントしたもの
- メモ帳と文房具
化粧をして少し小綺麗な服装で行くと、先生たちにこちらの本気が伝わります。
ご主人に一緒に来てもらうと、先生の態度がもっと変わります。悔しいですが(^^;)
文科省のICT教材を使って自宅で学習した場合を出席扱いにするという制度をご存じでしょうか?
再登校を目標にこの制度を使って、子どもの意欲向上や自己肯定感を高めたいと思っています。
IT教材を使って自宅で勉強した結果を、学校に確認してもらって登校と認めてもらうことで、子どもと学校とのつながりを強め、再登校につなげたいです。
全国的に前例もあります。
教材や具体な評価基準は、ついてはこちらの資料を見て下さい(持参した資料を確認してもらう)
IT教材は【〇〇〇】を使いたいと思っています。
ぜひ検討お願いします。
こんな感じで切り出すといいかと。
話し合いが終わったら、先生たちにいつ頃回答をもらえるのか確認しましょう
ステップ4 先生の判断を待つ
ここはもう待つしかありません。
先生方も考える時間や、学校の体制を整える必要があります。
先生から質問があればすぐに調べて回答しましょう。
すららの場合は電話で公式のサポートが受けられます。
学校の校長先生、担任の先生はもちろん、教育委員会の方にも必要であれば、電話で教材の説明などをしてくれるそうです。
ステップ5 OKが出たら成績の付け方などを相談する
「前例」がある教材の場合、手間を惜しんでしぶることはありそうですが学校がNGを出すことはないと思います。
学校からOKがでたら、具体的な方法を担任の先生と相談しましょう。
もしもNGという返事であれば、紙の文書で回答と理由をくださいとお願いします。
口頭での話で、言った言わないになることを防ぐためです。
その文書を元に、すららの担当者さん、教育委員会、地域の議員さんにまで相談窓口を広げるといいでしょう。
【決めるべきこと】
- 出席扱いのルールと確認方法
- 成績の付け方
- 学校とのコンタクトの取り方
【出席扱いのルールと確認方法】
- ログイン履歴と学習履歴をプリントアウトして提出
- ログイン履歴を担任の先生がネット上で確認
- 学習履歴をプリントして提出
上記のうち、ひとつ以上の条件をクリアで出席扱いとする学校が多いようです。
【成績のつけ方】
ここは担任や学校で大きく差が出るところかもしれません。
一例として、
週に1度本人が放課後登校して担任とコンタクトをとる
5教科と英語の成績は、放課後登校時にテストをする例があります。
それ以外については、以下の通り。
細かいルールを決めたわけではなく、週1の面談のときにその都度確認とするとよさそうです。
- 図工~自宅に持ち帰り、放課後登校で提出
- 家庭科~作成物は自宅に持ち帰り、放課後登校で提出。実習も自宅で行いノート提出
- 音楽~自宅で行い、放課後登校で報告のみ
- 体育~縄跳びなど自宅で出来るものだけ行い、自学ノートに書いて提出
【学校とのコンタクトの取り方】
- 週に1度、本人と保護者が放課後登校する
- 週に1度、担任の先生が自宅に訪問する
- 月に1度、スクールカウンセラーと本人、または保護者が面談する
上記だけでなく、お子さんやご家庭の事情にあわせて相談してくださいね
「出席扱いの条件」の一例
- 週に1度、親子で放課後登校をする
- 放課後登校のときに、「すらら」での学習履歴・ログイン履歴をプリントで提出
- テストは放課後登校で行う。
- 自宅でできる課題・提出物は自宅で行う。
学校=外の世界とつながっている安心感が生まれ、
出席扱いになる=自分の頑張りを認めてもらえることが、自己肯定感につながります。
本人だけでなく、家族の心の負担がかなり減りますよ(^^)
すららで不登校を出席扱いにする手順のまとめ
すららを使って不登校の子を出席扱いにするための、学校との交渉の手順実例を記事にしました
出席扱いにするかどうかの最終的な判断は校長先生がされますので、学校ごとに条件もすこしずつ違ってくるようです。
そのため必ずしもこの手順で交渉したからと言って、同じ結果になるとはお約束できません。
それでも、実際に学校と話し合う時にはどうしたらいいか?と不安な方の参考になると思います。
この記事がどなたかのお役にたてたら、嬉しいです。