ふくねこブログ

不登校・発達障害グレーの育児記録

水が嫌いで怖がる子に試してほしい苦手克服のためのスモールステップ

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うちの子、水が苦手で毎日のお風呂も泣いて大変

スイミングなんてとんでもない、毎日の洗顔すら大騒ぎ(T_T)

水が苦手で親子ともに困っていませんか?

わが家でも数年前まで毎日が水との闘いでした…。

手を洗ったり流れる水を見ているのは好きなのに、顔に水がつくことが大の苦手。

一滴でもほっぺたにしずくが付こうものなら、泣いてわめいて大騒ぎ。

 

こんな方におすすめ
  • 子どもが水が苦手で困っている
  • 水が苦手どころか、ギャン泣きで毎日のお風呂も苦痛
  • どうしてそんなに水が苦手なのか知りたい
  • 小学校のプールが心配

でも今は、お風呂にもぐって遊ぶし半分おぼれながらも不器用なクロールができるまでになりました。

保育園の先生や先輩ママさんの知恵をかりて、苦手な水を克服してきたスモールステップをご紹介します!

これが正しいやり方です!というわけではありません。

うちの子の場合こんな風にしたらいいことがあったよ、とママ友の話を聞いてるぐらいの感覚で参考にしてもらえると嬉しいです。

 

 

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どうして水が苦手なのか考えてみる

小さな子どもで水が怖い子・苦手な子は意外と多いです。

少し苦手ぐらいで日常生活に問題がなければいいのですが、中には朝の洗顔すら困るほど水が怖い子もいます。

うちの子です。高学年まで水で洗えず、濡らしたタオルで顔を拭いていました。

まずはどうして水が怖いのか、よくある理由から見ていきましょう。

 

過去の水に関わる体験がトラウマに

水に関わる思いがけないハプニングがトラウマになっていることがあります。

大人は大したことがないと思う経験でも、水になれていない子どもにとっては大ごとです。

  • お風呂でおぼれかけたことがある
  • お風呂ですべって湯舟に落ちたことがある
  • シャワーのボタンを間違えて押して、急にシャワーを浴びたことがある
  • プールの水が冷たくてびっくりした
  • お風呂のお湯が熱すぎてびっくりした
  • 遊びで顔に水をかけられたことがある

とくに怖い経験をしていると、水を見ただけで無意識に怖さを思い出してしまいます。

うちの子の場合は、1歳のときに水が流れている蛇口に指をつっこんで、水が勢いよく顔にかかった経験が引き金かな?とおぼろげに思っています(;^_^A

赤ちゃんの頃はシャンプーは仰向けで顔には水がかからないよう気をつけていましたし、顔はお湯で濡らしたガーゼで拭いていました。

1歳をこえて歩き出してから、水が怖くて泣くようになりました

 

水特有の感覚が苦手

水が目や耳の中に入る感覚は、大人でも苦手な方が多いのではないでしょうか?

特に子どもならなおさら。

顔に直接水がかからなくても、シャワーで耳に水がはいると耳がポーンとしてしまいます。

慣れない感覚に子ども達は敏感です。

また感覚過敏などで刺激に敏感なお子さんの場合、人よりも不快感が大きくなってしまいます。

水の中に入るとわずかに感じる水圧、敏感な子は身にせまってくるように感じるそうです。

目や耳に入るだけならともかく息を止めることを知らずに顔に水をつけたら……ゲッホゲッホとむせたり息が出来なくて怖い思いもします。

 

その子自身の個性

原因は特に思い当たらなくても水が怖い子はいます。

ひょっとしたら親が知らないうちに水に関わる嫌な体験をしている可能性もありますが、最初から水が嫌いな子もいると思われます。

プールで遊ぶのが好きな子もいれば、原っぱで虫取りが好きな子もいる。

ただ、あなたはそういう個性を持った子なんだね、というだけのこと。

ただ、水が苦手な場合、自宅だけならまだいいのですが、学校生活のことを考えると少しずつ慣れていく方がストレスなく過ごせます。

そこで、自宅で簡単にお試しできるスモールステップをご紹介していきます。

 

自宅でできる苦手克服のためのスモールステップ

1番大事なのは、子どもに無理強いをしないことです。

2番目は楽しく!

3番目は長期戦で!

やはりお手軽なのは、毎日のお風呂です。

朝の洗顔のときでもいいですが、洗面所をびちゃびちゃにされてしまうと掃除が大変でストレスになります。

スモールステップでコツコツすすめていくと、長期戦にはなりますが、子どもの恐怖心も少なく気楽にできます。

一緒につきあう親も楽にできる方法を選びましょう。長く続けるコツです!

後が楽なお風呂にしましょう。そうしましょう。

 

お風呂で水になれるためのコツ
  • どうして水が怖いのか・どこにかかると嫌なのか考えてみましょう
  • 無理強いはトラウマになるので、余計に大変になります。やめましょう…。
  • どんなアプローチなら子どもが楽しめるか、試してみましょう
  • お風呂は楽しく!少しでも水にさわれたらほめまくる!
  • シャワーは水はね防止のため、勢いを弱くしましょう
  • 遊びの中で小さなステップをコツコツ重ねていきましょう
  • ダメなものはダメでいい。やってみて子どもが拒否したらその方法はあきらめましょう

では具体的な方法を見ていきます。

 

どうして水が怖いのか・どこにかかると嫌なのかを知る

お風呂にドボンっと落ちたのが怖かったなら、抱っこして安心させて一緒に入るようにしよう。

急に顔に水がかかってびっくりしたのが嫌だったなら、水をかけるのではなく子どもから水をさわるように促そう。

お湯が熱すぎた?冷たすぎた?まず指先で子どもに水の温度を確認してもらおう。

理由がわかるとちょっとだけ、子どもの気持ちを前向きにするアプローチができます。

また「どこに水がかかるのが嫌なのか」もしっかり把握しておきましょう。

顔にかかるのがイヤだという子が多いですが、体にかかるのがいや、指先がイヤという子もいます。

理由がなくてもただ水が苦手な場合もあります。

 

スモールステップで慣れさせていく

遊びの中で自然に水に触れていつの間にか克服できるなら親子ともにラクチンです。

泡遊び・シャボン玉・色の変わる入浴剤・おもちゃの出てくるバスボムなど、使えるものはどんどん使いましょう!

 

コストもかからず子供の反応が良かったのは、食紅(無添加のもの)の色水遊びです。

赤・青・黄色の三色をそろえて好きに遊ばせると、新しい色を作り出して毎日色違いの浴槽を楽しめます(;´∀`)

ただし、入浴後は早めに色水を流してくださいね。浴槽に細かい傷があると色が落ちにくくなってしまいます(経験者)

 

では、遊びで克服するのが難しそうな場合。

水が苦手なお子さんの場合、そもそも体や頭を洗うのにも苦労する場合があります。

入浴は手早くすませ、その過程のどこか一つで水になれるステップを入れましょう。

焦らず年単位の長期戦で取り組みましょう!

 

STEP 1 子供にお風呂で水に慣れる練習をしようと予告しておく
  • 「お水が怖くなくなるとプールがもっと楽しくなるよ」

     

  • 「お水は慣れたら怖くなくなるよ、そしたらお風呂でこんな楽しい遊びができるよ」

     

  • 「お水で顔を洗うとさっぱりして気持ちがいいよ」

水になれるとこんないいことがあるよと声をかけて、水に慣れるための練習をちょっとずつしようねと話しておきましょう。

 

STEP2 お風呂で、手早く顔と体を洗う

まだチャレンジはしません

まずは手早く身体を洗ってしまいましょう!

 

STEP 3 ゆっくり苦手なところを水に濡らしてみる
  1. お湯でぬらしたガーゼで顔を拭く
  2. お湯を多めにふくんだガーゼで頬をふいて、水にぬれた感触になれてもらう
  3. 洗面器やシャワーの水を、水が苦手なところに少しだけかける。例えば、顔に水がかかるのが嫌なら…
  4. あごに少しだけ水をかける
  5. 次は下唇のしたまで水をかける
  6. 次は唇を閉じて口に水をかける
  7. 次は頬に水をかける
  8. 次は息をはきながら、または止めて鼻に水をかける……

わが家の場合は、上のように毎日少しずつ顔に水をかけていきました。

親が先にこんな風にかけてごらん、と見本をみせてからトライしています。

コツは少しずつ、水をかける面積を増やしていくことです。

お子さんが嫌がる時は一休みしましょう。

シャワーを使いましたが、水がはねないように勢いを弱くしました。

小さな子供用のジョウロでもいいですね。

水が近づいてくるのは怖いので、自分からシャワーに近づいて顔を濡らすようにしています。

 

STEP 4 トライ出来たら、ほめてほめてほめまくる

1年ぐらい足踏み状態だったり、やっぱり水が怖いと後戻りもしました。

でも毎日トライしたことを褒めて褒めて褒めまくり。

他の子とくらべるのではなく、昨日のわが子と比べてほめてあげてください。

「今日もトライしたね!水が苦手なのに頑張ってる」

「君は根性があるなあ、そういうところすごいと思うよ」

「昨日よりちょっと多くシャワーできたんじゃない?」

毎日毎日褒めるので、だんだん言うことがかぶってきますが頑張って褒めます。

毎日がんばっているのに、なかなか先のステップにすすめない…。

そんな時はどうしても焦ってしまいますが、ぐっとぐぐっと耐えて無理強いしたり急がないようにしましょう。

まだこの世に生まれて数年の子どもが、怖いものに挑んでいるんです。

その頑張りをたたえ、子どもが昼寝している時にこっそりスイーツでも食べて頑張っている自分をいたわりましょう(^^)

ある日突然その日が来ます。

「今日は、鼻の上まで水かけるから」

え?ちょ…待ってそんないきなり!?慌てる私をよそに、子どもは息をとめて鼻の上からシャワーを浴びていました。

年長さんからはじめて5年目で、頭からざばーっとシャワーを被れるようになりました。

そこからはとんとん拍子に、湯船で遊ぶようになり、勝手に水に潜るチャレンジをはじめ、水に潜れるようになるまでは1か月でした。

 

やってダメならあきらめる・先のばしにする

子どもは怖いこと、苦手なことにトライしています。

調子よく進まないのが当たり前です。

もしも怖がって泣いてしまったりお風呂に入るのを嫌がるようなら、先延ばしにしましょう。

子どもの心に強いストレスをかけてまで今、水を克服する必要はありません。

お風呂は、おもちゃを使って楽しい時間にしましょう。

それだけでも子どもは自然に水に慣れてくれます。

顔が水で洗えなければ濡れたタオルで拭けば大丈夫です。

 

園や学校での対応を相談する

担任の先生には必ず相談しましょう。

夏場になるとプールの授業があります。

水が怖くてパニックになってしまうことも心配です。

水が苦手なこと、無理強いをしないことは念入りに担任にお願いしましょう。

プールの授業は子どもにとってストレスかと思えば、悪いことばかりでもなかったです。

今の子は泳げない子・水が苦手な子はクラスに数人はいますので、仲間外れになることもありません。

他の子がプールを楽しんでいる様子をみたり、一緒に遊ぶことで水への恐怖心がやわらぐこともありました。

高学年になった今は、下手なりにプールの時間を楽しめるようになったようです。

 

 

水が怖い子の克服のためのスモールステップ・まとめ

お母さんの負担にならないように、毎日の負担にならないように少しの工夫だけで出来る対策をまとめました。

一番ラクチンなのは、お風呂で遊びながら自然に水になれてくれること。

不安が強いお子さんの場合は、同じくお風呂で超スモールステップで少しずつ水になれていけるといいですね。

どちらにしても、お風呂ではおもちゃを活用して楽しい時間を過ごすことを一番大事にしてほしいです。

私は焦るあまり、親子ともにお風呂の時間が苦痛になってしまい、子どもに申し訳ないことをしたなと反省しています。

今となっては、あの頃の自分に「焦らなくて大丈夫、心配しなくても大丈夫」と伝えたいです。

こんな例もありますので、一生懸命育児をがんばっているお母さんたちに、すこし気楽にやっても大丈夫かな?とホっと一息ついてもらえたら嬉しいです。

 

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